水害と責任転嫁:役人は武士だ

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水害と責任転嫁:役人は武士だ

2015年9月 鬼怒川堤防決壊

今日っていうと、7月の10日ですかね、金曜日に虎ノ門ニュースで九州の今度の豪雨と、その被害についてお話をしました。

簡単に言えば、これは天災じゃなくて人災だと。

人災を作った一番大きな原因は、温暖化によって降水量が多くなっているので、人が死ぬのもしょうがないという、そういう事を間接的にNHKも言い(NHKは人が死んでも良いとは言いませんが)、観測史上最高の雨とかいうような誤解を招くような表現をし。

また、有名人が今回私非常に目に付きましたね。“温暖化だからみんなそれに備えなきゃいけない”、なんていう事を言っていたわけです。

それについてのコメントしまして、須田さんも非常に重要なコメントをしましたので、それは虎ノ門ニュースの方を観ていただくとして、ここでは、最近起こっている水害とその責任転嫁についてですね、このブログで少しゆっくりとお話をしたいと思います。

特に2015年9月の、非常に大規模な鬼怒川の堤防の決壊“事件”、これもう事件と言えるんですけど、事件ですね。

これは、どういう経過で起こったかっていうと、実に堤防の被害を受けた人は、事実を知ったら悔しい思いをするんじゃないか、という風に思うんですが。

鬼怒川上流には4つの大きなダムがありまして、それに大体、2億7千万立方メートル(まあこの数字はなかなか覚えられないんですが)の貯水量を持っていたんですね。

それで、それをちゃんと放流すれば良かったわけですが、2億7千万も持っていたわけですから。

それで、既にその当時は気象で雨が降るっていう事はもう承知の上だったんですが、そして9月9日、10日と鬼怒川の川沿いに雨が降ったわけですね。

結局、その大雨によってどのくらい流入してきたかっていうと、1億8千万立方メートルが流入したんです。億立方メートルなんていうと、ちょっと単位が付いて分かりにくいので、簡単に言いますと、2.7の水を貯蔵できるダムを持っていて、それで台風で流入した水が1.8なわけですよ。

ですから、0.9億立方メートルですが、それだけ余裕があったんですよ。

にも関わらず、せっかくダムを造って、大雨の時にダムに貯水して、下流の堤防を決壊しないようにしてたにも関わらず、どういう事が起こったかと言ったら「雨はあまり降らないだろう」と、「だからまあ、放流しなくていいや」っつってあまりちゃんと放流しなかったんです。

その放流しない理由が、単に雨が降らないから別に良いだろうと思ってたんなら、それはある意味で仕方ないんですけど、そうじゃないんですよ。

ダムの水っていうのは、水利権があって放流するとみんなから文句が来るわけですよ。

更には、10月ですからそんな事ないんですけど、夏を前にしたような場合には、ダムの水を安全をみて放流しちゃったから渇水になったじゃないか、っつって文句が来る、というような事が色々あって、ダムの方は放流するのを一般的に嫌がるんですね。

まあ、ダムの方はこういう事なんですよ。

要するに、放流するとダムの方の責任になるけど、意外にも多くの雨が降ったので、ダムで水を持っとく事が出来なかったと言えば、みんなが「そうか」と思うわけですよ。

「そうか」と思う為にはその下準備が必要で、地球温暖化っていうのをやってもらわなきゃいけないわけですね。

「地球温暖化して雨が酷くなったんで予測外だった」というとみんなが「ああそうか」と思うわけですよ。

それをちゃんとしてるのが、NHKと有名人なんですね。

まあ僕は今まで有名人は言わなかったんですけど、ちょっと今年の2020年の九州の水害は有名人がですね、あまりに調べもしないで「地球温暖化、地球温暖化」って言うもんですから、それでNHKが毎度これはみなさん聞いてると思いますが「観測史上最大」っつってます。

観測史上最大っていうのは、どういう風に間違ってるかっていうのは、虎ノ門ニュースでやりましたけどね。まずここは鬼怒川のやつやりましょうか。

要するに、2.7億立方メートルだけ貯槽できて、流入してきたのは1.8億立方メートルなんですから、きちっとやれば十分に余裕があった。

別に史上最大の雨の量だとか、地球温暖化なんて関係ないんですよ。

だって、余裕があるダムを造ってあるのに、水を放流するのが勿体ないって事で、雨が降るまで放流しなかったんですよ、ほとんど。

記録が今ちゃんと残っておりますんでね。雨が降らない前に、雨が降らない前というか、もう9月の10日は相当な雨が降ってたわけですよ。9日の午前3時から降り出したわけですからね。

午前3時から降り出したんですが、実は、午後の夕方になるまでほとんど放流しなかったんですよ。

だけども、今天気予報っていうのがあるんですよ。みなさんも知ってるように、天気予報も結構正確で、どの時点どの地点にどのくらい降るかっていうのはもうちゃんと連絡してあるじゃないですか。それで、我々素人でも普通の人でも、雨が激しく降るから気を付けなきゃいけないって、どんどん放送されるじゃないですか。

もちろん、ダムを管理する所はもっと詳細なデータがいきますから、だから9月9日の午前3時から降り始めてるのにも関わらず、それから非常に激しい雨が降ると。

この時、線状なんとか帯ですよ、最近の。今日も何か線状なんとか帯か何か、昨日かなんか言ってたから(笑)僕が「それは最近線状なんとか帯ができた訳じゃないですよ、あなたが知ったのが最近だ」って言ったんですけどね。

しかし、丸一日っていうか夕方の18時頃までほとんど放流しなかったんです。

それはだから雨が降ってきた、豪雨が予想される、っていう時になっても、ほとんど放流しなかったんですよ、実は。ほんとに変な話なんですよ。

それで、結局10日になって、さらに雲が移動したりなんかして降ってきたと。それでも記録的とかそんなんじゃないんですよ。30ミリとか50ミリとかそういった程度ですから、激しい雨っていうぐらいですね。

それで、もう全然間に合わないって事で、それで肝心の川の水量が増えてる時に、結局放流する事になっちゃって、それでもう、その時に貯水量いっぱいになってしまって、2億7千万立方メートルの所に、残りが3千万しか残ってないと、もう90%ぐらいが満杯になっちゃったっていうんで、もうダムの役目を果たさなかったんですよ。

じゃあこの時に、誰がサボったのかっていう事ですよ、問題は。

気象庁が予想を間違ったのか、いやほとんど間違ってない。

ダムはどうしたのか、結局、水利権のある大切な水を流せないとか、流したら後で批難されるとか。まあそういう事で、結局溜め込んでてダムがあってもダムがない状態なんですよ。

だから、これ人災ですよね明らかに。

ダムを造る時にはみなさんの了解を得る為に、河川の人達に「ダムを造れば、決壊が防げるから、堤防を守れるから」って言って造って、いや実は、ダムは簡単に言えばほとんど満水になってて、雨が来るっていうのを分かってるのに、満水にしといて。

この時に酷い話があったんですよ。変な人がテレビに出てきて「時間差洪水」つったんですよ。

「皆さんの言っているように、河川の洪水は難しいんだ。雨は山の方に降る。それから一日くらい経って川が段々増えてくるから、だからその調整が難しいんだ。」って、いやいやあなたね、今ね計算機あるんですよっていうわけですよ(笑)

鬼怒川なんていうのはずっと昔から鬼怒川で、形変わってないんですから。しかももっと言えば、鬼怒川上流にある4つのダムは、ほんとの上流にあるんですよ。

ええ、もう鬼怒川の合流点っていうのは2つあるんですけど、大谷川の合流点というものと、下の方の田川っていうとこの合流点が2つあるんですけど、その上にあるんですよ。

ですから、その時間差洪水とかそんな話じゃないのに、それを誤魔化すわけですよ。それで、NHKと有名人で誤魔化したわけですね。

2018年7月 放流による死亡

それから、もう一つはもっと酷いの。これは虎ノ門でも言いましたけど、2018年7月の(四国でしたよね確か)洪水で、これはダムがわざと放流したんですよ。

慌てて放流したもんですから、ダムの方で。避難が遅れた住民5人が死亡したんですよ。

これをですね、サイレンが聞こえなかったとか言ってますけどね。そんなもんじゃないんですよ。これはテレビがサイレンが聞こえなかったって、ちゃんと注意して聞いてなきゃいけないなんて、テレビが言ったんですけどね、いやまあ酷い話なんですよ。

何で酷い話かっていうと、夜中の2時半に「ダムの方で緊急放流するよ」と、「朝の7時半に緊急放流するよ」って通知をしたんですよ、地元に。

そしたら、はっきり言えば訳わかんないんですけど、とにかくそれから2時間放っといたんですよ。

それで、ぐずぐずぐずぐずして、4時半か何かにやっとサイレン鳴らしたり、避難のあれをしたんですよ、夜中ですよ夜中。寝てるんですよ。

そして、今度はダムの方は、いやこれは7時半に放流するって言ったけど、どうも、もっとダメになったから確か5時半かなんかに繰り上げて放流したんですよ。

だから、もう寝てる間に雨がゴーゴー降って音が聞こえない時に、サイレンだけ鳴らして、どうも良く伝わんないなっつってのこのこ…。

結局はね、みんなに「避難しなきゃいけないよ」って伝わってから、現実に川が溢れたのは20分しかなかったんですよ。

まあね、自治体がサボり…、それから面白い事に、面白いっていうか亡くなった方はほんとに悔しいと思うんですけど、記者会見が行われたわけですよ。ダムの責任者が行って、何て言ったかっつったら「マニュアル通りやりました」「問題はありません」って言ったんですよ。

人が死んでんですよ?自分達が水を放流した為に人が死んでるんですよ。

中国はどうだったかって、こないだ有名な三峡ダムでですね、やっぱり放流したんですよ。その時は、中国ですよ?十分にもの凄く長い地域の住民に全部知らせて、避難させてから放流したんですよ。

もちろん、その場合も洪水になりましたけどね。人の命は奪われなかったんですよ。

僕中国びいきじゃないですよ?中国共産党嫌いなんですが、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」じゃないから、物事一つ一つきちっと考えなきゃいけないですからね。

中国は、三峡ダムの放流にあたって、下流の人に全部通知して、安全を見越して放流した。それで人が死ななかった。

日本は、「マニュアル通りやりました」

人5人死んでどうだったの?っていう感じだったんですよ。

「温暖化」が隠れ蓑。沖縄付近不変。

それでこの問題は私ね、国土交通省とか堤防側に責任があるんですけど、やっぱり日本でこういう事が起こるというのは、「温暖化」が隠れ蓑になってるんですよ。

実は東シナ海(この場合東シナ海とも限りませんが、九州なんかは東シナ海なんですが)、水温はそんなに変わってないんですよ。(これは虎ノ門で説明しましたのでちょっと割愛します。)

一番問題なのは、そういう雨の状態とか、そういうのを大げさに言って、あたかも防げないように言う。

やっぱり、NHKも有名人も、例えば鬼怒川の堤防決壊であれば、2.7億トンの貯水量があって、入ってきたのは1.8億トンで十分に余裕があった。

しかし、もちろんダムを造っててもいつも満水にしてたら、ダム何の為に造ったか分からないじゃないですか。

説明する時には、ダムを造る時にも建設進める時には「これだけの貯水量を持ってますから、雨が降ってもあなた達は洪水の危険性ありません。」って説明しといて、実は水利権の問題で…、まあ袖の下を貰ってたかどうか知りませんがね?

気象庁は何を予報してんですかね。2018年7月の放流で死亡した、人工的な放流で下の人が死亡する。だって、もう下の川が満杯だって事分かってんですから。

それで、この時ね、もう一個政府が嘘つきましたよ。

「ダムが満杯になると、ダムが倒壊するから放流したんだ。」って言ったんですよ。

そしたら、もちろんある人から質問がありましたよ。「ダムって満水になると、倒壊するように設計されてるんですか?」って、いや違いますよ(笑)

多分、これはね、ダムの上を溢水するんですね、こう川が溢水するんですよ。越えるんですね。そうすると上の方の設備が壊れるから、その責任を問われるからと思ってやったんじゃないかと思いますね。

それは、素人が考えたって、ダムが満水になったら決壊するようなダム造ってんですか?っていう事になりますよね。

責任逃れ共同体:NHK、有名人

これは最後に「行政は武士だ」と書いたんですけど、江戸時代までは行政は武士がやってたんですよ。

ええ、お城に詰めて武士がどんな事でもやってたんですね。

経済もやってたし、もちろん治水もやってたし、防衛もやってたんですよ。

みんな武士の魂持ってたんですよ。

それから、日本は平等でしたからね。武士は領民の為にと思ってやってたんですよ。

領民を死なしたりなんかしたらいけない、切腹だ。っていうんでやってたんですね。

今の行政は責任逃れ。

それをサポートしてるのが、NHKと有名人なんですね。

僕は今まではNHKに焦点を合わせてましたけど、どうも最近観てると有名人がいかんですね。

有名人は例えば、鬼怒川堤防の決壊でも、どの位の余裕があって、実際にダムを造ったのに余裕がないように、満杯にしといてやっちゃった。とか、放流によって死亡した人の、どういう状態で放流したか。それから温暖化によって東シナ海の水温が現実に上がってるのか、もしできればね、水温が0.1度上がってたら、それによって蒸発する量はどのくらい違うのか。

NHKが盛んに観測史上最大って言ってるけど、そんなにしょっちゅう観測史上最大が出るのか。とか、そのくらいは勉強してから言ってほしいですね。

有名人だから何も知らなくても良くて、自分の発言の為に人が死んでも良いっていうのはちょっと頂けませんね。私はそう思います。

今度の事はほんとにそう思いました。

九州の水害なんかの有名人のコメントを見て、僕はちょっとどうだろうかと思いましたね。

やっぱり、有名人には有名人の責任があると思います。芸人でもスポーツ選手でも変わらないと思いますね。

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